▲鉄道雑学研究所北陸支所トップへ  ▲路線INDEXへ  ▲宗谷本線の駅INDEXへ
抜海 BAKKAI
最北の無人駅。その荒涼とした雰囲気に人気の高い駅。さらに稚内市街地までの区間では車窓に海を望み、天気がよければ海上に秀麗な利尻富士も望めるとあって、宗谷本線の車窓の白眉として知られる一帯です。

開業当初からの木造駅舎ですが、最近外板補修を行ったようで、横張りの外板むき出しの味のある駅舎は魅力が半減してしまいました。極北の海沿いということで冬季は地吹雪が凄まじく、損傷も激しかったようで、いたし方なしですが。(H20.11撮影)
駅舎から見た駅前方向。僅かに民家が見えます。あとは見渡しても牧草地帯と荒地と熊笹の茂る丘ばかり。 駅舎にかかっていた看板。利尻富士が見事な写真ですが、実際こうもすっきりと望める日はあまり多くはないようです。
駅舎入口には風除室があります。駅室内への木戸は、稲荷神社のような派手な塗装。特に意味はないと思うのですが。 駅舎内。窓口跡がありますが完全に塞がれています。白基調に、あの赤いラインは室内の塗装コンセプトのようです。
ホーム側にもしっかりとした風除室があります。同時にここが1番ホームの待合室も兼ねているようです。 ホームは2面2線。未舗装のホームですが、花壇がきれいで、荒涼とした空気に和みを与えています。
両ホームを結ぶのは構内踏切。北海道でちょくちょく見られる途中が途切れた踏切です。 構内踏切から、構内全景。この右側にも3番線の痕跡があり、草に埋もれたレールが残っていました。
駅データ
駅名 抜海(ばっかい)
所在地 北海道稚内市大字抜海村字クトネベツ
隣駅 ←勇知 南稚内→
備考
▲鉄道雑学研究所北陸支所トップへ  ▲路線INDEXへ  ▲宗谷本線の駅INDEXへ