宗谷本線豊清水


豊清水		TOYOSHIMIZU

美深町と音威子府村の境界に近い無人地帯の駅。とは言っても廃屋が多く、元々酪農家が多い、牧場地帯であったようですが現在は牛すら見なくなりました。（令和３年3月ダイヤ改正時に廃止となりました。）

妻面に入口のある木造駅舎。路線の築堤上にあるため、駅前とはかなりの段差があります。この階段の雰囲気や駅舎そのものの風貌などから、元々信号場とする計画だったのではないでしょうか。（H20.11撮影）

駅前の様子。右手の三角屋根が駅舎。その隣も鉄道施設で、それ以外は電柱くらいしか現役の人工物が見当たりません。

駅舎入口。木製駅名板があります。この何とはない「取ってつけた感」が職員用施設に見えます。

駅舎内。窓口が残っていますが無人駅です。窓口にイタチかテンの剥製がありますが、全般に殺風景です。

こんな案内がありました。乗換え手段の「到着時刻」しか書いてないのは珍しいと思いますが、どんな意図でしょうか。ただ人の残滓に触れ、ちょっとホッとします。

ホームは１面２線。美深と音威子府の間の唯一の交換駅です。

留置線もあります。路盤だけなら複数あったようですが、いずれにせよ「バックヤード臭」の強い駅です。