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野蒜駅旧駅舎震災復興
メモリアルパーク
東日本大震災で野蒜駅周辺は津波の被害の大きかった地区で、現在の路線は高台に移転され、旧駅舎付近は旧線跡となっています。旧野蒜駅舎は被災したものの原型を保つ程度に復元され、「震災復興メモリアルパーク」の施設として生まれ変わりました。尚震災発生同時刻にこの駅では上下列車が交換しており、駅の前後で上下列車がそれぞれ津波に襲われましたが、一方は高台で停まって無事、一方は乗客を車外へ避難させて被災しています。

野蒜駅旧駅舎。仙石線沿線の被災地の一つですが、駅舎外形はほぼ保たれています。展示館とコンビニになっています。 施設の左隅にある看板は、津波の到達高さの表示です。3.7メートルだそうです。津波など50センチでも相当危険なのですが、とんでもない高さです。
施設内。1階は旧コンコースと物産販売所でしたが、現在は展示室と観光案内所となっています。 1階にあったパネル。震災発生と同時に野蒜駅を発車し、津波に被災した車両です。
2階は震災関連の展示室となっています。奥の時計は震災発生時点で止まったものです。 駅舎内にあり津波にのみ込まれて破壊された券売機も展示されています。
ホームも保存整備途上でしたが、ほぼ原形を保っています。看板関係が一部歪んでいます。 メモリアルパークの看板。背後が旧路盤です。
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