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荒涼とした区間となる現在線の勇払駅。実は南方にまとまった住宅地がある。 |
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室蘭本線苫小牧から鵡川までの30キロ強のローカル線。中間に厚真町唯一の駅などもありますが基本的に特に集落もなく、むかわ町中心地区と本線を結ぶことがほぼ唯一の使命なります。元々鵡川からさらに約120キロ南方の様似までを結んでいましたが、平成27年の台風・高波による沿海区間の路盤流失を直接の原因として長期運休となり、令和3年4月に鵡川以南がそのまま廃止となりました。
かつては急行列車も走り、本線を名乗るとおりかつては富内線という支線もありましたが、国鉄期の昭和61年に廃止となっています。元々開業時の計画では様似よりさらに襟裳まで南下して日高山脈東側の広尾に達して広尾線に接続し、十勝の中心帯広まで通じるものでした。が、広尾線も昭和62年に廃線となっており、描かれた構想はどんどん縮小しています。そして現在残された区間でも令和に入って廃止駅も出ており、前途は決して楽観視は出来なさそうです。
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