岳南電車比奈


比奈		HINA

富士市、吉原らしい製紙工場に囲まれた立地の駅。製紙工場への専用線も複数分岐し、貨物ヤードも多くの貨車で賑わう駅でしたが平成24年に貨物列車が廃止され、殆ど副業のようだった旅客のみの駅に。同時に駅も無人化されています。

赤いトタン屋根が特徴の木造駅舎。駅は前後を複数の製紙工場に挟まれていることもあり、どこか貨物駅独特の無骨さを醸し出す駅前空間があります。（H20.4撮影）

駅舎入口。閉鎖はできないオープン構造です。

駅舎内。訪問時出札窓口が営業していましたが、現在は無人駅です。手荷物窓口跡もあります。

ホームは１面２線。沿線共通の鉄骨上屋がかかります。

構内の本線両脇に貨物留置線があり、ワム貨車が多く留置されていました。現在留置線は撤去され一部駐車場となっています。

自社の電気機関車ED40牽引の「紙列車」。松本電鉄製のELで、貨物列車廃止後は廃車となっています。

駅の下り方には廃止車両が留置されていました。殆ど朽ちそうな車両も多く見られました。この留置線もレールがもうないようです。