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ASA301普通列車(甲浦駅) |
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平成4年、牟岐線の終端阿波海南から県境を越えた甲浦までの阿佐東線を運営する第3セクター会社です。阿佐東線は全長8.5キロのミニ路線で、かつ四国南部の県境区間のみを走るという全国の鉄道地図からは「はてなマーク」のつきそうな鉄道ですが、元々国鉄の計画線として既にほぼ工事の終わっていた区間を開業したもので、元来は線名のとおり阿波と土佐を結ぶ路線の東側の路線。計画としてはさらに南下し室戸方面へ、そして土佐湾沿いの奈半利を結ぶものでした。そのため終点甲浦駅はいかにも敷設途上の施設で、また終着駅として路線が目指すべき地区でもない駅となっていますが、この先の延伸は実現可能性は限りなく低そうです。結果開業した僅か県境区間3駅の路線は当然のように経営的に苦戦しています。尚計画線の相棒とも言える「西線」は、平成14年に奈半利からJR土讃線後免まで阿佐線(ごめんなはり線)として開業し、土佐くろしお鉄道が運営しています。
令和2年に阿波海南〜海部間の一駅をJR牟岐線より移管して令和3年には全国初のDMVを導入、画期的な動きが見られます。 |
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