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石炭の街のキューロク
筑豊本線の起点若松駅は現在は非電化区間の支線の末端駅といった扱いですが、戦前は日本一の貨物扱いを誇った駅で、若松港への石炭の積み出しで大いに賑わいました。その若松駅操車場跡地にSL9600型19633号が保存されています。保存状態は良くはなく、かなり傷んだこのSLは広大な空き地となった操車場跡の片隅に佇んでおり、鉄道の街の栄枯盛衰を物語るようです。(H25.8撮影)

若松駅に隣接した広場が保存場所。操車場の跡です。低いフェンスに囲われており、屋根はありません。 正面。除煙板のない機です。どころかヘッドライトもありません。ヘッドライドは保存後の損傷でしょう。
サイドビュー。動輪、エキセントリックロッドが白に塗られています。運転台下に若松機関区のプレートがあります。 リアビュー。こちらにはヘッドライトが残っています。傷みが目立ちテンダーの一部は錆びて穴が空いています。
機体の説明板。キューロクはクンロクとかカメと呼ばれているのは初めて聞きました。 機体の脇にあった若松駅操車場跡の石碑。
キューロクとは駅の反対側に、石炭用の貨車も保存されています。木造の貨車で、台車には日本国有鉄道の文字があります。 セム1石炭車という貨車です。立派な石碑があります。
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