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SL広場の保存車両(その2)
加悦SL広場、その2はディーゼル車両や路面電車などの旅客車両を紹介します。個人的にこの加悦SL広場は家族旅行時に息子を連れて見学したこともあり(子はあまり鉄道に興味を示しませんが…)、車両の維持が技術的に困難になったことなどから廃止となったようで、思い入れも含め残念ですが、この立地でこの大がかりな施設を保つのは経営面でも限界もあったのでしょう。(H16.10撮影)

デッキが両エンドに設置されたキハユニ51。このデッキは鮮魚台のようです。加悦鉄道移籍前は芸備線などで運用されており、荷室があるため側面ドア配置が非対称となっています。 キハ51の運転台。マスコンの設置場所もありますが、ハンドルやレバーのような設備もあります。デッキの操作でもあるのでしょうか。
キハ101車内。床をはじめ、基本的に木製の内装が素晴らしい雰囲気です。ロングシートで、シートは貼り替えてあったようで素晴らしい保存状態でした。 方エンドは荷物室があり、この棚は郵便車としても活躍しました。芸備鉄道・芸備線在籍時はキハユニ18などとも名乗っていました。
キハ101。キハユニ51同様鮮魚台つき。ガソリン車からディーゼル車に改修されたもので、加悦鉄道唯一の新造車です。引退から保存まで間があったようで静態保存でしたが、この訪問直前に大改修により稼働復元していました。 キハ08 3。国鉄から移籍した車両で、元々は客車だった車両です。鋼製のため自重38トンある車両です。国鉄に気動車が増備されたのち加悦鉄道に移り、加悦鉄道廃止時のさよなら列車として最後の運用にあたった車両です。
キハ10。やはり国鉄から移籍した車両です。軽量化のために車両が小型で、その分シートピッチがかなり狭かったとか。SL広場ではそのシートは撤去され、空調の効いた休憩室、キッズコーナーとなっていました。 駐車場の、いわば無料エリアに展示されていたのが日本最古の路面電車bT号車。トロリーが目を引きます。明治28年から京都市で運用されていた車両です。昭和36年に引退し、まもなく落成当初の姿に復元され、保存されています。
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