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月潟駅のかぼちゃ電車
旧新潟交通の最終期の終着駅だった月潟駅跡には駅舎と構内が保存され、構内には新潟交通で活躍した車両が展示されています。その配色から「かぼちゃ電車」と呼ばれ、管理しているは「かぼしゃ電車保存会」。地元の有志の会のようで、とは言え駅舎も車両もキレイな状態で管理されています。尚新潟交通は現在もバス事業を行っていますが、この車両の塗装をモチーフにした「かぼちゃ電車バス」なども登場しており、この電車の、地元の愛され方が伝わってきます。(H28.5撮影)

「かぼちゃ電車」モハ10型。新潟交通の主力機で、日本車両の中小私鉄用車の標準型です。ちなみにこの構内、架線が残ります。通電はないでしょうが。 車内。総ロングシートで、つり革が並びます。中小私鉄用らしい短距離仕様の車内。標準型らしく、特記事項もありません。そう言えば扇風機が回っていました。通電はしているようです。
車両の運転台。日本車両の中小私鉄標準車ではありますが、貫通扉がないのは特異なようで、運転台内部も他車より広いのでは。 モワ51型。やはり「かぼちゃ電車」色ですが、これは電動貨車。当初米や野菜、肥料などを運びましたが、貨物廃止後は除雪のラッセル推進車として活用されました。
モワ51の車内。駅備品の展示コーナーとなっています。現地では展示用に改造したのかと思っていました。 ラッセル車キ100型。多雪地帯らしい車両ですが、国鉄からの払い下げです。
キ100の車内。思えばこういう裏方車両の内部展示は少ない気が。 運転席の、ウイング開閉レバー。保存車両だからか、「ハネ」はないように見えますが…。
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