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台北駅の保存車両
台湾台北駅の東口側にある保存車両です。保存されているのは軌間762ミリのナローゲージのLDK50型蒸気機関車とLDR2000型というディーゼル車両で、1980年代に台湾のいわば在来線が順次1,067ミリ狭軌に改軌されたことに伴い際に引退した車両です。LDK58機関車は1923(大正12)年に日本車輌により製造され、LDR2000形DCは1951(昭和31)年台湾製ですが、日本国鉄の湘南車(Xiangnan car)をモデルにと発注された車両と、日本にも縁の深い車両です。(H27.9撮影)

台北駅東口前にある車両。場所は広場と言うより広めの歩道です。車両の反対側にホーム高の木製デッキがあり、車内を覗けますが、柵があり車内には立ち入れません。 TRA LDK58蒸気機関車。ナローゲージのためかなり小型ですが4軸のD型蒸気です。台湾東部の台東と花蓮と間で主に運用されました。
側面のナンバープレート。 LDK58の車両の説明書き。中国語と英語で書かれています。個人的に中国語は習ったことはないですが漢字なので何となく理解できます。
LDR2201気動車。やはり東部で運行された車両で前照灯が2灯の一方でテールランプが見当たりません。観光利用が一般的ではない時代で通学の「学生仔車」または外観から「黄皮仔車」と呼ばれていたとのこと。 LDR2201の車両の説明書き。2000形は2201ののち2204まで4両製造されたようです。
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