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立野駅の三段スイッチバック
豊肥本線の名物と言えば立野駅のスイッチバック。九州では肥薩線の大畑・真幸を合わせ3つあるスイッチバック駅の1つで、本州木次線出雲坂根と共に珍しい三段スイッチバック駅として知られます。立野は阿蘇の外輪山からカルデラへの入口にあり、瀬田駅が標高170m、立野駅が277m、赤水駅は465mと3駅で295mの標高差を詰めます。実は車窓は矢岳越えや姨捨越えのほどではありませんが、標高による景色の違いが実感できます。

立野駅手前の瀬田駅停車中。阿蘇外輪山の麓にある駅で、この前後から勾配が急になります。 瀬田〜立野間走行中。阿蘇外輪山越えへ最大33‰の勾配を上ります。並行する白川がはるか眼下に見下ろす地点。ある意味この区間は三段の一段目です。
国道をアンダーパスすると左手から線路が接近。これがいわば二段目の線路です。シザーズクロスポイントを過ぎると立野駅が見えてきます。 立野駅構内進入。このレールはホームの向う側で行き止まりです。画面奥方向は左端のレール、南阿蘇鉄道が延びます。
立野駅到着。ここで列車交換と8分間の停車。左が乗ってきた下り豊後竹田行き、右が上り熊本行き。両列車とも、画面奥方向へ出発します。 運転手がこれまでとは反対側の運転台に座り、発車の準備。
立野発車。左側の信号が黄色です。2回目のスイッチバック地点まで徐行で進みます。 上り方のレールと並行しつつ共に左カーブ、ですが下り方のレールはこの時点で高低差が出来ています。
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