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渡道した新幹線車両
平成14年に開業した函館本線流山温泉駅には、その前年退役した東北・上越新幹線用200系車両3両が保存されています。JR北海道が、当時まだ整備が確定していなかった北海道新幹線の実現を願って設置したもので、流山温泉を開設したJR北海道の子会社北海道企画開発(現在はジェイアールはこだて開発が運営)にJR東日本も出資していたため実現したとのこと。こうして初めて北海道の地を踏んだ記念すべき新幹線車両、…だと思うのですが、「初」を謳う資料が確認できず、初渡道を果たした車両は別にあるのかもしれません。(H21.8撮影)

緑のラインの流麗な新幹線車両。先頭車2両に中間のグリーン車1両という編成。昭和56年製造の第15編成の一部です。 初代新幹線0系を踏襲した丸い鼻先。「シャークノーズ」と呼ばれる100系の方が若番型式ですが、デビューはこの200系が先です。
外観上の0系との最大の違いがこの大型のスノープロウでしょう。 流山温泉駅の待合室としても使用されているとのことですが、現在の使用状況は不明(閉鎖されたと思うのですが)です。
JR北海道による車両開設。平成14年の展示当時、開業が決定していたのは新青森までだったようです。 車両は再整備され、訪問時はキレイな状態でしたが、駅入口に遠く、目に付きづらい車両ほど傷みが見られました。
JR北海道の車両と新幹線車両の並び。 そして駒ケ岳と新幹線車両。現役の200系が駒ケ岳を望むことはなさそうですが、後輩車両たちがその麓を疾走することでしょう。
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