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亀嵩駅「扇屋」
トロッコ列車、出雲坂根の3段スイッチバックと延命水、出雲横田駅舎などなど数ある木次線名物の一つがこの亀嵩駅の駅そば屋、「扇屋」。いわゆる「駅そば」とは一線を画する本格的な手打ちそばを駅舎内で食べられます。本格的ながら、価格は釜揚げそば\600、月見/山かけそばが\650など、比較的リーズナブル。むしろ大方の地からはここまでの金銭的時間的コストがかかるのですが…。また駅に降り立たずとも、予約注文により、列車内への供食も行っています。これは一人前\500です。(H17.5撮影)

駅前に大きな看板が出ています。「扇屋」は亀嵩駅の出札も委託されています。 駅舎内。「扇屋」入口。中は小上がりもあり、席数20人弱といったところ。
店内の様子。来店した有名人のサインや店の紹介記事などが所狭しと展示されています。 亀嵩駅は小説「砂の器」の舞台となったことでも有名。作者松本清澄氏訪問時の写真もありました。
で、そばはというと、腰が強く、太さが不揃いの、いかにもの手打ちそば。味は通常の「駅そば」に比べるのもおこがましいのは当然として、意外だったのはかなりボリュームがあること。ずっしりと腹にたまります。 このように配膳されます。右の器は「そばつゆ」。てっきり「そば湯」だと思い、最初そのままそばに挑んでしまいました。味気ないなと驚きましたが、むしろ図らずも優しいそばの純粋な味が広がりました。
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