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神岡鉄道最後の日曜日 その1 

平成18年12月1日、岐阜県北部の「鉄道の奥の細道」神岡鉄道が廃止となりました。 個人的には仕事が込み入った真っ只中ではあり、また路線の大部分が「北陸地区」ではない岐阜県内の路線。 とは言え、国鉄時代の金沢鉄道管理局内の路線であり、このサイトのメインページ「駅と駅構内」の当初公開エリア内の路線ということで捨て置くにも忍びなく、最後の休日となった11月26日、半日だけ自家用車での訪問となりましたが、その様子を取材がてら、個人的にお別れをしてきました。ここでは画像を中心に簡単にその様子をお届けしたいと思います。

神岡鉄道起点猪谷駅。普段は人影まばらな神岡鉄道3番乗り場もさすがに長蛇の列。
金沢支社の「アストル」も神岡鉄道を見送りに来ていました。しかしこの車両もほぼ同時に引退ということに。
構内上り方向。しかしこれはJR線の2番線。レールが錆び付いています。杉原方面へは水害による運休のままこの日を迎えました。次月から3番線も錆び付いていくことになります。
猪谷駅駅名標。隣駅3駅が全て違う会社というこの表記も見納めか。神岡廃止、東海運休という状況で、JR西日本の楡原方面のみが試験的増発ダイヤが導入されたというのも皮肉なもの。
列車が到着。最終ダイヤでは超閑散ダイヤだった神岡鉄道も、この日は臨時増発を含めピストン輸送の状態。
「長い間ありがとうございました」の横断幕と超満員の乗客が迎えるホームへ。
列車到着後はしばし撮影会の様相。無人化された山間のジャンクション駅の、ジャンクション駅としての最後の賑わいです。
乗客を乗せ、再び奥飛騨温泉口を目指して出発。奥のトンネル手前でJR線と分岐し、左側が神岡鉄道線のトンネルです。
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