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福井駅高架化前夜その2

ホーム上、駅舎内の店舗は既に閉店。ホームの自販機や駅舎内の公衆電話すら使用停止でした。
駅舎内の今庄そばも引越しのため閉店。その奥は駅弁屋、売店「ちゃお」。全てシャッターが下りています。
TiSも新駅舎へ引越し中。やはりそこかしこに「いつもではない」空気が流れていました。
NHKが旧駅最終日を取材中。簡単な取材は最近家庭用デジタルビデオなんですね。リハーサルだったのでしょうか。
「駅ビルホテル」「福井ステーションデパート」というある種前時代的な看板ももうじき見納めになります。駅舎を撮っているとおばさんに記念撮影のシャッターを頼まれました。
福井駅ビルは高架開業に先駆けて、一月前に既に閉店していたようです。駅ビルへ上がる階段は当然すべて通行止め。この日最も郷愁を誘ったのがこの看板。
新駅を横目に現役ホームに特急「しらさぎ」が入線。ただこれは仮設ホームで、本設ホームはこの新駅用地にありました。
高架下を通って普通列車が入線。この光景もこの日で見納めとなりました。この折り返し列車乗って、福井「地平」駅とはお別れ。
帰りの車内から、高架への路線切り替え部分。訳の分からん画像になりましたが、重機が僅かに見えます。
これは別日撮影。奥に見えるのが工事前の高架下り方の接続部。高架終端の下り方ではえちぜん鉄道三国芦原線がJR線を跨線しており、その車内から。

福井駅は地元駅ではないとは言え、親の仕事の関係で、幼少時から比較的馴染みのある駅でした。最近でも、北陸線は普通列車同士の接続が悪く、貧乏旅行中には足止めよろしくよく降り立った駅です。これで生きた旧駅を見るのも最後と思うと流石にちょっと寂しくなりました。しかしこれも時の流れ。去り行くものがあれば、生まれるものがあるわけで。だから、今までありがとう、お疲れ様、旧福井駅。そして、これからよろしく、新福井駅、…あれ? …これからよろしく、福井新駅、…あれれ??
おわり
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