都城駅は、駅舎はコンクリート造で、役場のような国鉄的な駅舎とはやや異なる意匠性はもつものの、それでも昭和の雰囲気を色濃く残しています。そして構内も木造の上屋が残り、国鉄型の車両が主力です。訪問時は丁度日の傾いた夕刻で、淡い斜光線が古い上屋下に射し込む非常にノスタルジックな光景が広がっていました。実はこの昭和の光景も、思えば車両は国鉄型ながらJRカラーのもので、昭和期に見られたものではありません。それも「ああそう言えば」と思ってしまうほど、時代は進んでしまっていたようです。