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「箱庭の花吹雪」

別所温泉駅は傾斜地を上手く利用し、その視座を含め、駅前の空間づくりという点において、その設計への評価が非常に高いようです。駅舎そのものの秀逸さ、鄙びたローカル線の終着駅という条件、古刹の多い別所温泉という立地も加味され、鉄道の枠も越え、小さいながらも濃密な空気がこの箱庭に凝縮されています。春、その箱庭は桜が満開になります。訪問時は見頃をやや過ぎていましたが、その分凄まじいばかりの花吹雪。巻くようなこの風も設計に見込まれていたとしたら、この空間はまさに神業ですかね。

（上田電鉄別所温泉駅） トップ使用H22.3.14-4.18

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