地元の路線、北陸本線の駅の中でも、この有間川駅という駅は好きな駅の一つです。客観的にも主観的にも駅は立地や環境、規模などにより求められるものが異なってくるのでしょうが、主観的な意味合いでのこの規模の駅には、「何をするでもなくボーッと過ごせる空間」を求めたく、そういう意味で北陸本線上では五指に入る駅だと思います。優しい夕刻の日差しが海と、それを見下ろす古い木造駅舎と、下車した女性と、とぼけた表情の列車を包んでいました。こうして見ると嵩上げ未施工の古く、低いホームというのもポイント高いようです。
何もない駅です、本当に。実は個人的には北陸本線の駅で、ほぼ最後に存在を知った地味な駅です。でも一度訪れ、寒くも暑くもない季節にここでボーッと過ごしてみませんか。ただし駅舎内にベンチはなく、海沿いの国道がうるさいので、念のためお断りを、…と途端に現実に引き戻してみたり。 |
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