奥羽本線院内


院内		INNAI

秋田県最初の駅で、県内最南の駅。院内銀山による繁栄により秋田城下を凌ぐ賑わいを見せたというこの一帯。今は一山間地区ですが、その繁栄ぶりは駅舎併設の「院内銀山異人館」によって偲ばれます。

レンガ造りの洋館駅舎。明治期に院内銀山に招聘されたドイツ人技師の官舎をモチーフにしているとのこと。（H17.6撮影）

駅自体は巨大な施設の左辺の張り出し部に過ぎません。

駅舎内。極めて質素。そう広くもありません。委託により出札は行われています。

駅舎ホーム側でも目を引くのがこの看板。この駅舎は平成元年の築。いわゆる「合築駅舎」のはしりです。

ホームは２面３線。跨線橋にも大きく駅名が掲げられています。

構内裏手にはヤードがあります。峠の麓駅らしいところですが、今は一部レールも撤去され、閑散としています。

行止りホームの留置線跡があります。駅開業時院内銀山はまだ閉山していませんでしたが鉄道との関連を示す資料は見つけられませんでした。