万葉線六渡寺


六渡寺		ROKUDOJI

臨港の工場地帯にある駅。元々駅入口も木材工場の中にありましたが、工場が閉鎖したようで、空き地となっています。運行上の一中間駅ですが、この駅から高岡軌道線から新湊港線へ、軌道から鉄道に変わります。

駅入口の工場閉鎖と合わせてか、万葉線で唯一あった駅舎も解体されました。平成19年に代わりに待合室が刷新されました。駅の顔たる駅名表示が何故か入口とは反対側の妻面にあります。停車する下り列車の車内からは正面と言うことになるのでしょうが。（R1.9撮影）

駅入口。誘導看板があってもちょっと入りづらい工場敷地を突っ切る通路でしたが、工場閉鎖後は空虚な空間です。

ホーム手前に建物があった痕跡がありますが、ここに駅舎がありました。駅舎といっても末期は待合室ですらなく、自転車置場と化していました。

待合室内は二区画に分かれ、手前が駐輪場です。旧駅舎の機能を引き継いだのでしょう。

２面２線の交換施設をもつ構内です。ダイヤパーターン上、この駅で殆どの列車が交換します。

幅員の広い立派な構内踏切があります。隔てた上りホームにも待合室がありますが、こちらは古いままです。

この駅の和歌看板。待合室の壁に貼られています。

構内上り方向。この奥正面右手側に小矢部川河口の港湾があり、分岐線の遺構が見られます。本線の右手にその路盤らしき痕跡があります。

高岡軌道線のゼロキロ標が構内にあります。この裏に新湊港線の文字もありますが、そちらは起点は越ノ潟です。