|
「KT100型KUMA2」普通列車(東免田駅) |
|
平成元年にJR湯前線を移管し運営している第3セクター会社。湯前線はJR肥薩線に接続する人吉温泉駅から球磨川沿いに東方の湯前駅までを結ぶ24.8キロの非電化盲腸線で、大正期の敷設時の計画では県境を越えて宮崎県の妻線杉安までを結び、佐土原・宮崎へ達する南九州の横断線を形成するものでした。結局湯前線、妻線は共に国鉄再建法に基づき廃止、中間区間が結ばれることはありませんでした。
沿線に大きな都市はなく、現在は沿線の通学や通院などを主としたローカル線として運行されていますが、学校の統廃合や過疎化にともない利用者数は減少しています。人吉にはJR肥薩線の両方向へSLなどの観光列車が発着しており、湯前線でも長閑な田園風景を生かした観光列車を走らせ、また多良木町ではJRから寝台特急車両を購入して簡易ホテルを開設し、セット乗車券を販売したりと観光需要の喚起を図っています。 |
|