肥薩線嘉例川


嘉例川		KAREIGAWA

明治期の木造駅舎が残る駅として突如として全国的に有名になった駅。駅舎の建築は大隅横川駅と同じ明治36年築ですが、なぜかこちらの方が有名な気がします。密かに鹿児島空港至近の駅で、連絡は考慮されていませんが、その立地が名が知られる要素となったのかもしれません。

明治３６年築の古めかしい木造駅舎。大隅横川駅と同型の駅舎で、共に県内最古の現存駅舎です。駅の見物に多くの観光客が訪れます。（H22.5撮影）

駅舎内。高い天井に、木枠の窓や窓口、土壁など、肥薩線の駅舎の王道を行っています。

これは駅事務室内。開放されて展示スペースとなっています。これは窓口の裏側。

展示スペースには多くの写真のほか、鉄道備品なども多く展示されています。

駅舎ホーム側。木製の改札ラッチや木製の上屋など、時が止まったような、素晴らしい雰囲気です。

ホームは１面１線です。元々は複線構内でした。

ホームに、駅舎の登録有形文化財標があります。

対向ホーム跡が残っています。レールはありません。

旧貨物線の行止り線もあります。乗り場を外れるとホームは芝のような草地となり、これもこれで原風景的で好感が持てます。