▲鉄道雑学研究所北陸支所トップへ  ▲路線INDEXへ  ▲阪和線の駅INDEXへ
紀伊中ノ島 KII-NAKANOSHIMA
和歌山市中心地区の北部の住宅地ある駅。国鉄期、東からの和歌山線が西の紀勢線紀和駅(当時の和歌山駅)へ直進していた頃に、阪和線との交点に開業させた駅で、和歌山駅が南方に移って3路線が全て現和歌山駅へ向かうようになり、連絡駅の使命はなくなりましたが、駅施設にはその名残があります。

木造駅舎ですが、民鉄由来の駅らしく、正面の格子状のデザインや中央が2階建相当に屋根が高くなっていることなど独特の形状です。(H18.4撮影)
駅舎内。窓口はありましたが無人駅で、シャッターが下りています。 ホームは築堤上で、ホームへの階段の手前に簡易改札機があります。
築堤下を通って2番ホームへ向かう通路。広告などもなく何の飾り気もありません。 ホームは2面2線です。
廃レールを曲げた美しい上屋支柱。これが後に八幡製鉄所操業開始当時レールと判明し、産業考古学会推薦産業遺産となりました。 廃レールの上屋支柱と共に、このホーム時計もノスタルジックでいい味を出しています。
駅舎の窓口脇の改札跡前に「ホームらしきもの」があります。実際のホームは車両の見える築堤上です。 駅舎に接する「ホームらしきもの」は、和歌山線・紀勢線と阪和線が直交していた頃の和歌山線ホーム跡。路盤跡は現在は舗装され、歩道となっています。
駅データ
駅名 紀伊中ノ島(きいなかのしま)
所在地 和歌山県和歌山市中之島
隣駅 ←六十谷 和歌山→
備考
▲鉄道雑学研究所北陸支所トップへ  ▲路線INDEXへ  ▲阪和線の駅INDEXへ