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三陸鉄道の待合室その2

三陸鉄道のホーム待合室は国鉄後期の敷設区間らしく没個性で無骨なものが主ですが、北リアス線の最終開通区間と旧久慈線区間、小本、田野畑、普代、陸中野田の各駅では駅舎に合わせたものや土地の名物などをあしらった特徴的な待合室が設置されています。


北リアス線 田野畑駅

古民家風の駅舎に合わせた木造の待合室。窓も木枠で、ベンチも木製・畳敷きと、落ち着く空間となっています。
北リアス線 普代駅

北緯40度線の通る普代村の代表駅として、待合室の側面は大きく「40」と描かれています。「40」は待合室の窓で、室内から「40」は見えませんが、特徴的な窓の形状は目につきます。
北リアス線 陸中野田駅

壁面に塩を担ぐ牛が描かれています。野田浜には10か所の塩釜があり、塩の供給を遠くは奥羽山脈を越えて鹿角地方まで届けており「野田塩ベコの道」と呼ばれたそうです。駅前にはその銅像もあります。しかし室内は据え付けのベンチがなく、木製ベンチを向かい合わせで置いているためちょっと窮屈です。
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