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JR東日本の券売機 その4
〜もしもし券売機Kaeruくん〜

両毛線 足利駅

みどりの窓口設置駅のうち中規模駅で増備されている「もしもし券売機Kaeruくん」。オペレーターと話しながら切符を買うその流れは出札窓口そのもの。そしてその結果、これの設置された駅では出札窓口自体が停止されています。窓口に取って代われる、ある意味究極の券売機です。

機能としては通常の指定券や定期券を購入できます。ただしイベント切符などは取り扱っていません。定期券は申込書を記入して読取り台のカメラに写して発注するという方法。もちろんクレジットカートやSuicaも使えます。

購入してみましょう。まず開始ボタンを押すとオペレーターが話しかけてきます。これは電子音による通り一遍のものではなく、実際駅員が応対しています。あとはオペレーターに買いたい切符を伝えれば、操作法も含め誘導してくれます。実際この時は使用法の要領を得ず、一度間違った発注をしてしまいましたが柔軟に対応してくれました。このやり取りは通常の出札窓口そのものです。




(後日談)
この券売機ですが、平成17年から関東と秋田県内で整備されましたが、遠隔応対が混雑時に対応しきれないなどデメリットも多く、さらに、元々人員減を期待した設備でしたが、駅無人化の引き金になることを危惧する地元から反対の声もあがったこともあり、平成24年には全て廃止され、極めて短命に終わった設備となりました。
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