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中央本線旧立場川橋梁

JR中央本線の最高所付近、信濃境駅と富士見駅の間に旧線跡の遺構、立場川に架かる古いアンダートラス橋(ボルチモアトラス橋)が残っています。この辺りは穴山、新府、長坂などスイッチバックを解消した駅も多く、この橋梁も昭和55年の路線経路変更により退役となりました。(H16.9撮影)


かなり錆びてはいますが、架線柱もいまだに残り、現役さながらのスタイルで佇んでいます。雄大なその姿には凄みすら感じます。 橋梁の信濃境方はトンネルですが、富士見方は築堤です。保線用の階段の痕跡も確認できます。
築堤上。木すら茂ってはいますが、路盤跡は明確に残っています。 枕木も確認できました。
橋梁はというと、当然ながら通行不可。しかし犬走りを人が通ったような形跡もあります。山菜採りなどに利用されているのでしょうか。 「通せんぼ」越しに見た橋梁部。さすがにレールや架線は撤去されていますが、それ以外は特に手を入れられていないようです。
築堤の南側に見えるコンクリート橋。これが現在の立場川橋梁。複線の橋梁です。 北側の丘から見た新旧の立場川橋梁。
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