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大間線(予定線)の遺構その3 下風呂メモリアルロード

本州最北端の温泉街、下風呂温泉に大間線最大の遺構があります。それは下風呂の温泉街を一跨ぎする13連ものコンクリートアーチ橋。放置されている他の遺構と異なり、この橋梁は平成17年に「鉄道アーチ橋メモリアルロード」の名で整備され、遊歩道として開放されています。温泉街らしく中間に足湯も備えるなど、観光地化されていますが、キレイに再整備された姿は二枚橋橋梁のような得も言われぬ凄みはなくなっています。アーチ橋の残る地区では際立って大きな集落を形成するだけに、ここを貫く廃アーチ橋は迫力の景観であったろうとは思います。とは言え、「幻の大間鉄道」の生き証人として、将来にわたって保存されることが約束されているのは、それはそれでやっぱり喜ばしいことなのでしょう。(H20.5撮影)


下風呂の集落の背後を渡る13連のアーチ橋。鮮やかな水色に塗られていて、嫌でも目立ちます。 温泉街から、いたる箇所にこのような誘導サインがあります。
「メモリアルロード」の入口から。歩行者と、自転車までなら通行可のようです。 橋上からの眺め。下風呂の温泉街と漁港、津軽海峡が見渡せます。これが大間線が実現した場合の車窓だったのでしょう。
アーチ橋の中間付近にはレールも敷かれ、休憩所があります。レールは大畑線のものでしょうか? 休憩所の東屋の中は駅名標があります。この付近に大間線の駅ができる予定でした。また足湯もあります。乳白色の温泉でした。
町にあった下風呂温泉街の案内図。もちろんこの遺構が案内されていました。 アーチ橋の途中にあった「幻の大間鉄道」の説明書き。
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