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半田駅の跨線橋

武豊線は愛知県内でも開業の古い路線で、その主要駅半田駅も開業は明治19年。そして現在使用されている跨線橋は明治43年の築のもの。これはJR最古のものという案内があります。しかし一方山陰本線には大田市駅に明治20年築の跨線橋があります。大田市駅のものは移設されたもののようで、移設を除く最古の跨線橋ということになるようです。(H22.3撮影)


旧1番ホームも2・3番ホームも上屋がかかるため、こちら側から全景が望めません。門柱がありますが「鉄道院」の文字はなく、大田市駅と同じく帝国鉄道庁時代のものかもしれません。 古い跨線橋らしく通路幅は狭いです。床面は木造ではなく舗装されているため趣はやや欠けます。大田市駅のような鉄骨トラスの補強は内側にはありません。
階段部分の窓は傾斜に合わせた平行四辺形のもの。フィックス窓です。 跨線橋の説明板。製造そのものは山陰本線の大田市駅やまた八鹿駅の方が古く、JRマークがオレンジ色なのはその指摘への予防線のような気がしてなりません。
橋脚も古い跨線橋独特の形状です。鉄道院の文字はありません。 財産標なども探してみましたが、塗装の施工を記したものしか見つかりませんでした。
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