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人吉市SL展示館
肥薩線の最高所駅、矢岳駅の駅前には「人吉市SL展示館」という施設があり、D51が1両と、その他鉄道備品が保存公開されています。矢岳駅は現在は棒線の無人駅ですが、SL時代の鹿児島本線の運行上の主要駅として広そうなヤード跡が残り、SLの展示で往時を偲ぼうといった趣向でしょうか。この車両にはかつて動態保存を目指す動きもあり、事実並んで保存されていた「ハチロク」は「SL人吉」として復活を遂げています。(H22.5撮影)

SLが1両すっぽり入る車庫で公開されています。保存されているのはD51 170。肥薩線一筋で活躍した車両です。 運転台に上ることができます。この機の大きな特徴の一つが煙突の集煙装置ですが、撮り漏れていました…。
リアビュー。大きなテンダーの後部にもヘッドライトがあります。スイッチバンクのある路線では実際使用された装備でしょう。 運転台脇のプレート。「人」の字が見られます。人吉機関区配属の証です。
車庫内にあった「D51型メカニズムについて」。結構詳細に書かれています。「国鉄鹿児島工場」の署名があります。一般公開用でしょうか。 ハチロクとデゴイチの簡単なスペックが書かれていました。ハチロクは見事に復活し、この車庫からは出ています。
D51脇のレールには動輪が1つ。ハチロクの名残でしょうか。 保存場所の全景。市の施設であり、8時から17時まで開放されています。
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