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能登名物保存郵便車
いわゆる旧型客車の寝台車として知られる10系の郵便車。昭和61年に鉄道による郵便輸送が廃止となり廃車となりました。現在保存されているオユ10は全国でこの車両を含め2両のみです。「ふるさと鉄道保存協会」の手により、当初能登線の甲駅に長らく保存されており、平成16年に能登線が廃止される際にこの能登中島駅に移動したものです。甲駅保存時は「オユ10まつり」と称して年に数回内部公開され、また再塗装など整備も地元ニュースになるなど大事に扱われてきました。能登地区とこの車両のゆかりは不明ですが、優等列車では大坂から青森まで達していた頃の急行「きたぐに」に連結されていました。(H24.2撮影)

能登中島駅の、現在使用されていない3番線に保存されています。廃止が昭和61年ですが、よく手入れされ続けており、傷みは少ないです。 独特の窓配置と共に、外観上の大きな特徴である郵便マーク。
車番。現存するのは東京都国立市中央郵政研修所2555号と、この2565号の2両のみです。 車両の説明書き。車両個体としてのプロフィールではなく、「郵便車」全般の説明が書かれています。
この車両移転後、能登中島駅には裏口が整備されました。雪で通れませんでしたが、入口に「のとなかじま鉄道公園口」の看板が設置されました。 廃止された能登線甲駅構内に保存されていた頃のオユ10。甲駅の代名詞的な名物でした。(H16.4撮影)
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