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多度津のハチロク
四国鉄道発祥の地である多度津駅には、駅横の公園(おそらくヤード跡でしょう)に鉄道の街らしく、SLの保存車両があり、通称「ハチロク」と呼ばれる8630形(58685号)が保存されています。ハチロクは日本で初めて本格的な量産車として製造された汎用機で、国内の地方線のほか、樺太(サハリン)や台湾でも活躍しました。また現在でも九州では動態保存の58654号機が「SLあそBOY」、のち「SL人吉」として運行されています。(H21.6撮影)

多度津駅の構内脇に上屋をかけて保存してあり、保存状態は良好です。「SL人吉」の58654号機と異なり除煙板が大きく、フロントの印象は随分異なります。 この車両の出自は、多度津に保存されていることから四国に由来するものでしょうが、詳細は不明。機種としては四国無煙化まで活躍したそうです。
リアビュー。ナンバープレートや推進用のヘッドライトが設置されています。 運転台に上がることもできます、が、運転席には柵があり入れません。
車両脇にはスペックの説明書きと「ハチロクの碑」。碑文からは多度津町の、この車両へのリスペクトが伺えます。 「ハチロクの碑」アップ。「大正生まれのモダンボーイ」なんて表現も。
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