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村国駅跡の福鉄モハ161
福井鉄道モハ160形は小型のモハ60形を輸送力増強のため連接化したもの。うち61号は福井地震で被災、ボディが全焼したものを修復したもので、復興のシンボルとして退役した現在も福井市に保存されています(こちら)。そしてその61号(改造後はモハ161-2)と連接車としてコンビを組んだ161-1号機が越前市の南越線村国駅跡に保存されています。劇的な運命を辿った161-2は感動的な紹介文と共に単機時代の姿に再改造されて保存されているのに対し、この161-1は連接の相棒を求めるように台車をそのままにひっそりと保存されています。(H20.1撮影)

フラットフェイスにクリームとスカイブルーのツートンカラーの独特の出で立ち。軌道用の小柄な車両です。 片エンドは連接用の台車がそのままに残されています。通路はベニヤ板で簡易に塞がれています。
モハ161-1のプレート。保存状態は決して良くはありません。 左手にモハ161が見えますが、この市道が福鉄南越線跡。車両の位置には村国という駅があった場所です。
村国駅跡は現在「KM鉄道資料館」という施設に。元福鉄職員の私設であるとか。 車内へはステップはありますが立ち入り禁止。というか施設が開いておらず近づけませんでした。
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