▲鉄道雑学研究所北陸支所トップへ  ▲保存車両INDEXへ  ▲「駅と駅構内」河口湖駅へ
富士山麓電気鉄道のモイチ
富士急行の前身、富士山麓電気鉄道時代の新造車両モ1形電車が終点河口湖駅前に保存されています。この車両は自社内改造時に車体を上田丸子電鉄へ譲渡、同社で退役後、富士山麓電気鉄道を改称した富士急行が引き取り、「里帰り」を果たしたもの。電気ブレーキや砂まき器などの急勾配対策を施した、往時の高性能機だったそうです。(H19.6撮影)

シックなブラウン塗装に丸みを帯びたボディが特徴の車両。ちなみにこのレールも1897年カーネギー社製のもの。案内板に記してありました。 サイドビュー。パンタグラフが1基ですが、富士山麓電気鉄道時代は2基で、上田丸子電鉄譲渡後に1基になったとのこと。
型式表示。「モ1」というシンプルなもの。富士山麓電気鉄道車両のトップナンバーです。 社章。富士山麓電気鉄道のものでしょうか、現在の富士急行の社章は富士山に「Q」の字です。
製造は昭和4年。当時のハイテク車だったようです。 プラットホームが設置されており、車内へ入ることもできます。(訪問時は閉まっていましたが)
ホームにある旧社名。 駅前に展示される前は駅構内にありました。この時点で生態保存であったかは不明です。
▲鉄道雑学研究所北陸支所トップへ  ▲保存車両INDEXへ  ▲「駅と駅構内」河口湖駅へ