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岳南鉄道ED29形電気機関車
岳南鉄道は製紙工場など工場地帯の鉄道で、貨物輸送が主力の鉄道線でしたが平成24年に鉄道貨物事業を廃止しました。その際貨物列車の牽引や入換に使用されていた電気機関車が引退となり、その一つED29が岳南富士岡駅に留置されていました。岳南富士岡駅はかつて2つの専用線が分岐するなど広いヤードをもち、この訪問ののち、令和3年にそのスペースを活用した「がくてつ機関車広場」が整備され、ED29をはじめ4両の電気機関車が保存展示されています。(H20.4撮影)

ED29形電気機関車。JR飯田線南部の前身豊川鉄道の出自で、岳南鉄道では最古の昭和2年製造。国鉄移管後、昭和34年に岳南鉄道に移籍となりました。 フロントビュー。ED29は平成5年に休車となってこの岳南富士岡駅で予備車として留置されていました。現在保管展示されていますが、前後にある元東急5000形車両は全て解体されたようです。
車両のプレート。国鉄期のED29の車番で、岳南移籍後もそのまま車番を変えることなく運用されていました。 岳南鉄道の社章。貨物廃止後子会社の鉄道事業は岳南電車に移りましたが、社章も引き継いでいるようです。
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