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八東駅の緩急車
かつて貨物列車の最後尾に必ず連結されており、貨物列車のワンマン化に伴い国鉄末期に大量引退した緩急車が若桜鉄道八東駅に保存されています。保存とは言っても特に開放されておらず、ただ置いてあるだけ。ただしキレイに再整備されているので観賞用ではあるのでしょう。もしかしたら沿線レトロ整備の一環として各駅にカカシが置かれたのですが、単にその「置き場」だったりして…(H25.4撮影)

保存されているのは国鉄ワフ3500形という緩急車。そのデッキ側エンド。「ふるさとカカシ」が制動用ハンドルを握っています。この車両は平成24年に八東駅旧貨物ホームの留置線に置かれ、訪問は設置間もない時期だったためか非常にキレイな状態でした。 全面の有蓋車で、反対側エンドは貨車。本来貨物積載区画があるのが「緩急車」で、車掌室のみの車両は「車掌車」と呼ぶそうですが、日本では慣例的に厳密な使い分けはされていないそうです。
ワフ3500形の35597のという車両です。ワフ2500、3500形は910両製造され、保存されているのはこの車両と、大分県九重のキャンプ場に客室流用されているものなど、現存は僅かのようです。 高崎鉄道管理局の高崎操車場に配属されていたようですが、ここで退役となったのでしょう。デッキに上がれそうですが、簡単に縄張りされており、立ち入りはできないそうです。
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