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緩急車の保存車両
かつて貨物列車に必ず連結されていた緩急車。車掌車とも呼ばれ貨物列車の車掌が車掌業務を行なう車両でした。個人的には貨物列車の画竜点睛とも思えた何とも愛らしく好きな存在の車両でしたが、機関車の制動性能の向上や人員の効率化などの理由から貨物列車が「ワンマン化」され、昭和61年にほぼ姿を消しています。本来スポットライトのあたるような車両ではありませんが、JR長岡京駅の東口に単独で保存されています。ゆかりも分からず、正確な車番も不明という、ちょっと謎の存在ですが、大切にされているのは何よりと思えます。(H17.4撮影)

ヨ8000型緩急車。デッキ部分が無蓋になる型の、緩急車の象徴的な車両。ただ側面の車番は実際の車番ではなく、静態保存された年月を示しているとか。 保存場所の引き画。何となくそこにある、といった風情。手前に石碑がありますが、これは「神足駅舎竣工祈念碑」。神足(こうたり)は長岡京駅の旧称です。個人的に好きな駅名でしたが。
車両脇の立派なプレート。車両の説明書きですが、長岡京駅とこの車両の関連は不明。向日町の車庫に因んででしょうか。貨車類が所属していたか分かりませんが。 デッキには手押しの一輪車が。わざわざ保存されている車両への、こうした扱いのぞんざいさが何ともこの緩急車らしさと思えてしまったり。
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