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JR大社線 大社駅

全国の保存駅舎の代表格とも言えるのが、このJR大社線の大社駅舎です。出雲大社の「門前駅」として幾重もの構えが施された非常に重厚な駅舎で、洋風的な要素も散りばめられた和風建築物です。大正13年の築。
JR大社線は山陰本線出雲市駅から分岐していた短い盲腸線でしたが、ほぼ並行する一畑電鉄にも「出雲大社前」という駅があり、出雲大社へはこちらが至近。やや立地の不利もあったのでしょう、国鉄再建法に基づく特定ローカル線に指定され、平成2年に廃線となっています。
県民の出雲大社への想い、この駅への想いが込められて、廃止当時の姿のまま、非常にキレイに保存されています。(H15.10撮影)
駅舎の正面。丸ポストも保存用です。 駅舎内。往時そのままなのでしょう。高い天井に木製の出札窓口。息を呑むような光景です。
構内にはレールも残され、写っていませんがSLも保存されています。駅舎の脇には別個の集札口があります。 現役当時の駅名標もそのまま残っています。
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