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下北交通大畑線 大畑駅

平成13年に廃止となった下北交通大畑線の終着駅。大畑線はJR大湊線下北駅から北上し、下北半島の津軽海峡岸に出ていた路線。元々は国鉄線で、さらに先、大間町への予定線大間線の一部でした。昭和60年に国鉄から3セクではなく、民鉄が引き継いだ例は、他には弘南鉄道に移管された黒石線だけでしたが、下北交通は元来バス会社で、鉄道事業は京急の指導を受けながらの移管となりました。
結局引き継いだ下北交通も赤字と施設設備の老朽化に耐え切れず、大畑線全線が廃止に。大畑駅は現在、その転換バスのほか、これまで通り、さらに奥の下北半島各地への玄関口としてバスターミナルとして活用されているほか、構内では車両の動態保存を試みる動きがあります。
尚大畑駅は廃止前は本州最北の鉄道駅でした。この廃止により本州最北は大畑線起点駅だったJR下北駅が、本州最北の終着駅はJR大湊駅が、本州最北の民鉄駅は津軽鉄道津軽中里駅が、それぞれ繰り上がっています。(H20.5撮影)
駅前は広い駐車場があります。バスターミナルで、停まっているのは奥薬研温泉行き。 駅前には本州最北の駅標が残っていました。敢えて残しているんでしょう。
駅舎内はやはり駅舎然としています。出札窓口はもちろんバス用です。 キヨスクの跡でしょう。これは閉まっていました。
大畑駅を出るバスの系統図。大畑線、予定線の大間線のほか恐山、薬研温泉、尻屋崎、仏ヶ浦と、下北半島の観光地は豊富です。 ホームには駅名標が残っています。バス用ではなく、鉄道駅としての駅名標のようです。
構内には大きな鉄道用車庫も残っています。動態保存の基地になっているのでしょう。 路線終端側。腕木式信号機が構内の両端に残っています。
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