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国鉄広尾線 幸福駅

昭和62年に廃線となった広尾線の中間駅。廃駅・保存駅としては大社駅などと並んでトップクラスの知名度の駅ではないでしょうか。ただ駅自体は元々仮乗降場として開業した小駅で、知名度が高いのは言うに及ばずこの縁起の良い駅名から。上り方2駅隣の愛国駅と合わせた記念切符で名を馳せました。幸福は地名ですが、この地名も元々は隣駅のあった中札内村と同語源の「幸震(さちない)」という名で、縁起が悪いと改名されました。新たに付けられた「福」の字は北陸の福井からの移住者が多かったことに由来しています。現在駅跡は「幸福交通公園」として整備され、多くの観光客が訪れています。(H21.9撮影)
公園の入口。左に駅舎がありますが、駅舎前には売店もあります。 売店では「愛の国から幸福へ」の硬券記念切符が売られています。
駅舎を側面から見た図。左が前面です。片流れ屋根の駅舎です。 駅舎の外側にも一部ありますが、内部は張り紙でびっしり。これは誰が始めたか、訪れた観光客の名刺や写真です。
駅舎の裏面。片流れなのでやや背が低いです。なおこの駅舎は老朽化のため平成25年に改築されているようです。 ホームもレールも保存されています。仮乗降場出自らしく板張りのホームです。保存車両もあります。
ホームの駅舎方向。構内にはディーゼル車2両と保線の除雪車1両が保存されています。 ホームには国鉄型の駅名標があります。のちに作成されたものでしょう。
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