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新幹線開業日の金沢駅 その1 

平成27年3月14日(土)、長野新幹線と呼ばれていた新幹線が長野より延伸され、ついに北陸新幹線が金沢へ到達しました。構想より半世紀、地元民として、このヒートアップぶりを肌で感じています。
そして開業当日、初発となる6時ちょうど発の「かがやき500号」出発時には金沢駅には5,000人もの人が訪れていたそうです。

その後一旦見物客は掃けていったそうですが、日も昇る頃には再び人は集まり始め、テレビのどのチャンネルも生放送でこの熱狂を伝えていました。
そして自分はというと…、実はこの狂乱とも言えるフィーバーは予見されていたため、当初当日は「取材」に行く気はありませんでした。うんざりするような人混みや、熱狂する新聞やテレビの報道陣。考えただけでもゾッとしました。しかし…。

そんな自分に重くのしかかったのはこの「北陸支所」の看板。地元在来線の3セク化も合わせて、金沢駅の歴史的転換点を、北陸支所として、やはり直にお伝えしないわけにもいかないだろう、というわけで、IRいしかわ鉄道の各駅「取材」を兼ねて、半日だけの駅取材に出かけることにしました。

というわけでこれは北陸新幹線金沢開業当日の金沢駅の様子です。「旅の記憶、旅の記録」のコーナー最短距離の、どこが「旅」なんだというレベルの記録ですが、そして予想どおり人が多過ぎてどこが「取材」なんだというレベルの記録ですが、せめて熱狂の温度だけでも感じていただけたら幸いです。


今回の小さな旅は県内随一の山間の駅、倶利伽羅駅から。金沢駅が道路交通では渋滞のため中々近づけそうにないという大フィーバーのため、この駅でのパークアンドライドによりアクセスすることにしました。
新幹線開業日は同時に並行在来線のIRいしかわ鉄道発足の日でもあります。倶利伽羅駅でも開業記念の催し物の開催中でした。山間の小駅が賑わっています。
IRいしかわ鉄道開業の横断幕。今日は倶利伽羅駅にとっても歴史的大転換点の日です。転換3セクのうち、IRだけでも今日この後金沢駅と同時に「取材」を済ます予定。
金沢方面への列車を待つ客たち。この駅としては賑わっていますが、それ以上にやってきた列車は都会並みの満員電車でした。
そして金沢駅に到着。いつものホーム。しかしカメラを持った人や子供連れなど見物客風の人が多いようでした。
駅名標もいつもと同じ、…と思いきや、IRの社章が追加されていました。複雑な思いの否めない金沢駅の「刻印」でした。
金沢駅独特の屋根から外れたホーム端へ、と、丁度隣接する新幹線ホームへ、新幹線が到着しました。在来ホームからカメラを構える人たちも。
さて在来ホームからコンコースへ。誘導看板には「新幹線」の文字が。
高架ホームの改札内中2階。ここに新幹線乗換改札が出来ていました。着物の女性たちがお出迎え。
改札を出る。改札は有人のままでした。近未来、JRではなくなるためでしょうか。
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