宗谷本線幌延


幌延		HORONOBE

北緯45度線の通る北半球ど真ん中の町、幌延町の代表駅。駅は市街地の南端にあり、駅前は栄えています。昭和62年まで、留萌から延々日本海沿いに北上する羽幌線の終着駅でもありました。

コンクリート造平屋建ての駅舎。独立文字を持ち上げた駅名表示も今となってはノスタルジックです。庇の「沿岸バス」は羽幌線転換バスも運行していますが、特急バスは駅前まで乗り入れません。（H20.11撮影）

駅舎内。みどりの窓口設置駅です。左手手前にはバスの出札窓口もあります。

待合コーナーはストーブ囲む和み仕様。ごろ寝用の小上がりは、廃止された夜行急行の乗客用だったのでしょうか。

駅事務室入口ですが「お気軽にお入り下さい」とは初めて見ました。フレンドリーな駅です。

ホームは２面３線。北海道の駅には珍しく、２・３番ホームには待合室も上屋もありません。３番は旧羽幌線乗り場で現在使用されていません。

駅舎裏には町のマスコットトナカイがズラリ。一番左の大きなトナカイのツノは本物です。

古めかしい跨線橋。この入口にも可愛らしいトナカイがお出迎え。

構内裏手には広いヤード跡があります。現在は２線と２つの車庫が残るのみですが、かつてはターンテーブルなどもあったそうです。

跨線橋から見た下り方。羽幌線が画像左方向へ分岐していたようですが、僅かに残る分岐線はその名残かもしれません。