宗谷本線恩根内


恩根内		ONNENAI

蛇行しながら北上する天塩川とほぼ真っ直ぐに北上する宗谷本線・国道40号線がつくる隙間のような低地帯に展開する小さな集落恩根内。町の出張所も近く、近辺の駅では生活感を感じられる立地と言えますが、平成20年に小学校が廃校となるなど過疎化は深刻のようです。（令和６年3月ダイヤ改正時に廃止となりました。）

平成5年改築の簡易駅舎。それ以前は貨車駅舎だったようですが、この駅だけ改築されたのは損傷が激しかったからでしょうか。これは平成20年11月の画像ですが他の資料を見てもファサードの時計はなく、これは近年の新設のようです。（H20.11撮影）

駅舎内。小ざっぱりとしています。石油ファンヒーターで暖をとるのは駅としては珍しいのでは。

特に由来は分かりませんが駅舎内にあった和凧。地元からの寄贈でしょうか。

ホームは１面１線。元々相対式ホームだったようですが痕跡は希薄です。

未舗装のホームは狭いですが、駅舎付近のみ異様に広く取られています。

広くなったホームには土留めか何かの痕跡が。かつては相対式ホームであったかは判然としませんでしたが、それよりも島式であったように思えなくはないです。

ホーム端。その奥に路盤跡のような空き地と赤レンガの倉庫があり、かつて島式ホームであったかはともかく、現本線より駅舎側に線路があったのは間違いなさそうです。