三木鉄道石野


石野		ISHINO

国鉄時代のさらに前身、民鉄による路線敷設時からの駅で、国鉄時代は有人駅でした。三セク転換時に無人化されましたが、駅舎や駅前広場を持つ駅らしい駅です。（平成20年4月路線廃止により廃止となりました。）

おそらく開業当時からほぼそのままの駅舎。無人化され久しいためかかなり傷みも見られ、横板がずれて土壁がむき出しになっている箇所もありました。（H19.1撮影）

時が止まったような佇まいの駅周辺、…のようでいて、実は新しい倉庫兼オフィスビルが隣接します。

駅入口に小さな駅名表示があります。駅舎内は窓口が塞がれ、半分自転車置場と化していました。

ホームは１面１線。駅舎裏に木造の小さな上屋が張り出します。

ごく短いものながら対向ホームの痕跡も見られます。

構内には駅舎と同期と思われる古めかしい便所も。現役のものです。

構内下り方。低いホーム、施設外との曖昧な境界、警報機のない踏切、遠くまで見渡せる非電化線…。駅施設以外も中々に郷愁を誘います。