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ディナン DINANT
ベルギー南部、フランス国境に近いナミュール州の都市。ミューズ川沿いの狭隘な地形の小さな街で、市中の断崖上にある城塞(シタデル)とサックス発明者アドルフ・サックスで知られる街です。ブリュッセル方からここで折り返す列車も多く、また南方へはルクセンブルク方面へ166号線が分岐します。所属の154号線はミューズ川沿いにフランス(ジヴェ)方面へ延びていましたが1989年に廃線となっています。

観光都市としては無機質なコンクリート造駅舎。2階建てですが駅舎としては橋上でもなく通常の地平駅です。画像左の、駅舎の手前に飛び出ている区画はトイレで、欧州旅行中には有難い存在でしょう。(H27.4撮影)
駅前通り。シタデルやノートルダム教会のあるディナンのメインストリートはミューズ川の対岸で、駅付近はやや生活感があります。 駅舎の駅名表示「ガレ・ド・ディナン」。「ガレ」はフランス語圏の「駅」で、ベルギーのナミュール地方やルクセンブルクでも同じ綴りです。
駅舎内。決して広くはありません。待合に面して窓口があり、左奥の階段のホームに出られます。無改札です。 出札窓口。日本とは勝手の違うことも多いのでしょうが、この佇まいは日本の地方中規模駅の窓口そのままです。
ホームは2面3線です。構内踏切で結ばれ、2・3番乗り場に小さな小屋のような待合室があります。 1番ホームに停車中の、(おそらく)特急列車。ナミュール・ブリュッセル方面への上り列車のようです。
駅舎のホーム側にあったレリーフ。翻訳辞書によると「で、1914-18に故国のために死んだ北ベージュ鉄道のエージェント」。ディナンは第一次大戦中ドイツに占領されています。 ミューズ川対岸、シタデルから見下ろすディナンの街並みとディナン駅。街の中心は川の手前側のエリアのようです。
駅データ
駅名 ディナン(DINANT)
所在地 ベルギー王国 ナミュール州ディナン
 所属 ベルギー国鉄 154号線 
隣駅 ←イヴォワール アンスレム→
備考
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