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田本 TAMOTO
万古渓谷の無人地帯にあり、車道の一切通じない全国屈指の秘境駅。小和田駅とは異なり20分程度の軽登山で駅名である田本という比較的まとまった集落に出ますが、駅の雰囲気的な「秘境度」は小和田駅をも凌ぎます。

駅舎はありません。インカーブに1面1線のホームがあり、ホーム下り方にオープンの待合室があります。トンネルとトンネル、絶壁と天竜川に囲まれた「隙間」にあるような立地です。(H17.8撮影)
なんだこれはと思われるかもしれませんが、これが集落からの「駅前通り」。もう1本対岸からの経路もありますが、そちらも似たような山道です。 駅へのアクセス路はホーム上り方のトンネル上に出、そこから駅の全体が見下ろせます。画面左側、直角に近い擁壁下にある狭い「足場」が駅ホームです。
ホーム上り方。あのトンネル上から線路を越えてると集落への山道となります。手前に着札箱があります。 ホーム下り方もトンネルが連続しています。こちらからは「外界」へ出ることは出来ません。
ホーム上り方は擁壁が迫り、特に狭くなっています。 擁壁には照明が。これがなければ夜は完全な闇となりますが、夜ここで降りる人はいるのでしょうか。朝夕一部列車は通過します。
ホーム下り方、待合室付近のみやや広いですが、背後はやはり絶壁が迫り、落石ガード用の擁壁とネットフェンスがあります。 見上げると法面は舗装されず、岩肌にネットがかかっています。
駅データ
駅名 田本(たもと)
所在地 長野県下伊那郡泰阜村田本
隣駅 ←温田 門島→
備考 駅ノートあり
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