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JR西日本の待合室その6
〜御来屋駅の緩急車改造待合室〜

山陰本線御来屋駅は山陰最古の駅舎のある駅ですが、ホーム上にも必見の施設があります。それは緩急車を改造した待合室。貨物列車の車掌業務が廃止されるに伴い大量に発生した余剰車両の二次使用として駅舎のほか、カラオケボックスなどでも見かける車両ですが、これはホーム待合室としての流用を試験的に行ったものだそうです。
御来屋駅の2・3番ホームにあります。台車は撤去され、上屋のみが据え付けてあります。 内部はベンチが並びます。窓が小さく、やはり通常の待合室とは異なる雰囲気があります。
鉄道資産標による設置年月は昭和59年3月。この1か月前の、いわゆる59-2ダイヤ改正は国鉄の「荷物列車」が廃止された大改正でした。 説明書きもあります。「現在も貨物列車に連結されて〜」のくだりはJR時代にはあてはまりません。下部の「目隠し」の下には「国鉄」の文字があることでしょう。
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