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北陸本線の過去を偲ぶ・津幡駅

津幡駅は津幡町の代表駅ではありますが、町の中心は弧を描く七尾線起点の内側。どちらかと言えば本津幡駅が近いため、若干町外れにあります。が、七尾線起点駅として、能登地区の玄関口として、一部の特急列車が停車、過去の列車も散見される乗車位置案内が残っています。(H18.4撮影)


この3つの標示がセットでいくつかありましたが、いずれも右の「白山」しか読めませんでした。金沢と関東を結ぶ列車は能登地区を配慮してか、わりにこの津幡駅の停車率が高いです。 こんなのも。上段「白」の文字はやはり「白山」?ただ下段に僅かに見える文字は「の」に見えなくもなく、もしかしたらキハ58の「白馬(*1)」「のりくら(*2)」だったりして…。違うんだろうなぁ。
*1… 「白馬」: 昭和46年から57年まで、大糸線経由で金沢と松本を結んでいたDC急行。金沢〜糸魚川は金沢と青森を結んでいた急行「しらゆき」に併結されていました。57年の大改正で「白馬」は廃止、「しらゆき」は福井延長のうえ特急「白鳥(1・4号)」に格上げされました。「白馬」は金沢〜松本の急行となる前は中央東線・大糸線の急行列車の愛称でした。
*2… 「のりくら」: 特急「ひだ」を補完し、名古屋と飛騨地方を結んだ急行列車で、一部富山や金沢まで足を伸ばしており、金沢までの列車の中には、単純に名古屋と北陸地区との流動を志向した夜行列車もありました。平成2年に全列車「ひだ」に格上げされ定期運転を終了しています。
(「白山」については金沢駅編を参照。)
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