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山陰本線の過去を偲ぶ・浜田駅

浜田駅舎は平成21年に橋上駅舎に改築され、その際ホームも刷新されていますが、僅かに乗車位置案内が残っています。確認できた列車名は山陰の名急行「だいせん」。山陰西部には「さんべ」「あきよし」など数多の急行列車が走っていましたが、それらを示す痕跡は見つけられませんでした。(H22.7撮影)


「だいせん(*1)一号2号車自由席」。山陰の伝統の急行列車名ですが、浜田駅へ達していたのは昭和61年以前です。 これも「だいせん」。駅舎改築時にホームも刷新されましたが、点字ブロックの裏に「歴史」が隠されていたようです。
*1… 「だいせん」: 昭和28年に岡山〜米子間の伯備線の快速列車として誕生、昭和33年に京都始発となり急行格上げされました。昭和43年に大阪発の福知山線経由となり、最長列車は益田まで延長、最大5往復で、1往復は寝台車も連結した夜行列車でした。昭和61年の福知山線電化時に出雲市行きの夜行1往復のみとなり、さらにJR後の平成11年には寝台車の連結がなくなり気動車化。それでも北近畿地区の最終・始発列車を兼ねた夜行列車として重宝されましたが、平成16年に廃止されました。
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