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大間線(予定線)の遺構その4 下風呂駅予定地

風間浦村の温泉街下風呂には大間線の駅が設置される予定でした。大間線の駅の痕跡は中々ありませんが、この下風呂駅は、一部その遺構が確認できます。
ちなみに大間線は、大畑駅から先、釣屋浜(つりやはま)、 木野部(きのっぷ)、 赤川、 下風呂(しもふろ)、 桑畑、 易国間(いこくま)、 蛇浦、 大間、 奥戸(おこっぺ)の9駅が開設される予定だったそうです。工事はおおよそ桑畑までが着工されていたようです。(H20.5撮影)


風間浦村下風呂公民館の駐車場。漁港や温泉街より高い丘の上にあり、公民館の裏側にはアーチ橋があるので、大間線の路盤レベルとなります。 遺構というのはこのトタン板張りの小屋。左の画像の右隅にあるものです。
実はこれは下にある温泉街とを結ぶ地下道の通路。これが元々下風呂駅のための設備と言われています。 覗きこんでみると確かにこんな雰囲気の地下道のある駅は少なくありません。信越本線二本木駅や釜石線宮守駅などなど。
階段下から見上げてみました。ここを上がると両面ホームの端に出て…、という、いかにもそんな雰囲気です 地下道は一旦直角に曲がります。自転車置き場になっていました。
地下道を出たところ。駅であれば、この開口が改札口に接続したのでしょう。もしくは石見都賀駅や土佐昭和駅のように、駅そのものの入口となったか…。 そして地下道を出た、予定の「駅前」。温泉街の真ん中に出ました。車用のスペースが配慮されれば、結構いい位置の駅だったのでは。
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