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尾小屋軽便鉄道の3車両
石川県小松市の市街部と同市内の尾小屋鉱山を結んだ尾小屋軽便鉄道。貨物輸送の傍ら、旅客も扱っていました。その終点尾小屋駅のあった尾小屋の集落にある鉱山博物館に、尾小屋鉄道で活躍した小さな蒸気機関車と気動車が3両保存されています。(H16.8撮影)

ぽっぽ汽車展示館と銘打たれた保存スペース。車両は真新しい木造の上屋に保護されています。周囲は登山道の入口で、かなりの山間部です。 軌間の狭いナローゲージのレールが、この箇所だけ敷かれています。旧尾小屋駅の位置からは若干外れた丘の上です。
bTというプレートのあるSL。実際に「bT蒸気機関車」という呼称であったようです。冬場にはスノープラウを取り付け、ラッセルも担当したとか。 キハ3気動車。もともと静岡県の遠州鉄道の車両で、その当時はキハ1803という型式でした。「180」の箇所を塗りつぶして使用していたそうですが、保存状態の今でもはっきりその形跡が分かります。
デッキ付のハフ1気動車。キハ3よりも一回り小さい車両です。現役時にはデッキに立った旅客はススだらけになったというエピソードも紹介されていました。 ハフ1気動車の車内。軌間762ミリの軽便鉄道であるため、車両の幅もかなり狭くなっています。ロングシートですが、両側に人が座ると間を通るのは難しそうです。
尾小屋軽便鉄道の社章。 展示館の内側はホーム状になっており、尾小屋軽便鉄道の沿革や各駅の写真や道具などが展示されています。
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